10月1日内定式から思うこと
10月1日は、毎年、各企業で内定式が行われます。
今年は土曜日ということもあり3日に行った企業も多かったようです。
また、昨年に比べて、対面式で実施した企業が増加したと報道がありました。コロナ禍の就職活動で、同期のメンバーと顔を合わせる機会がなく、はじめての面会の場を喜ぶ姿もテレビで報道されていました。
さて、私が入社した40年ほど前の学生は、「この会社で一生働き続けるものだ」と思っていた人がまだ多かったかもしれません。
それが、近年では、「定年まで1つの会社で働き続ける」と考えている人の割合はかなり低くなっており、現実にも「入社3年までに3割が離職する」という状況は、大企業も中小企業も関係ない状況のようです。
現代の人々の価値観や働き方や社会構造そのものが多く変化した中では、「自分のやりたいことをめざして」転職することは悪いことではないと思います。
一方で、若年層だけでなく中堅層も含めて、転職する人がすべて、キャリアアップでき条件改善できるとは限らない現実もあります。
そう考えると、学生時代の就職活動の「自己分析」において、「自分自身の理想や生きがい・働きがい・持ち味などを見つめる事」の大切さを改めて感じますし、社会にでれば職場の事情、家族の事情などさらに考えるテーマが多くなりがちです。
自分の人生においては、いつの時代にも「自分自身と真剣に向きあうこと」が大切ではないかと思うのです。
「自分の人生を豊かにするか否かの責任は、自分自身しかない」と思うからです。
正解・不正解はないと思います。