直前アドバイス④ WEB面接について
オンライン面接の関門を突破しなくては内定を取ることができない時代に
通常Zoom、Whereby、Skype,その他のアプリを使ってオンライン上で面接が行われます。もとは10年以上前から導入されていましたが、新型コロナウィルスの影響でオンライン面接を導入する企業が増え、今や就活生にとって避けては通れない道と言えるでしょう。
対面面接との違いを理解しよう
オンライン面接は画面越しになるので、受け取る情報量が対面面接より少なくなります。表情や声の抑揚などが伝わりにくく、応募者の個性や人柄が把握しにくいため、質問内容が対面面接より深くなる傾向があります。どんな質問されてもブレない回答ができるよう自己分析を徹底的に深めておくことが大切です。
オンライン面接の種類
■インターンシップ面接:1人の学生に対して1~3人の面接担当者によって進められる個人面談のほか、複数の学生と一緒に受ける集団面接があります。
■個人面接:1人の学生に対して1~3人の面接担当者によって進められる選考方式。面接時間は10~30分。1時間程度かかる場合もあります。
■集団面接:複数の学生と一緒に受ける選考方式。面接担当者も複数人のことが多いです。面接時間は15~45分など企業によって異なります。
■グループディスカッション:学生を5~8人程度のグループにし、テーマを与えて討論させる選考方式です。「自由討論」「インバスケット方式」「ケーススタディ方式」「ディベート方式」のおもに4つの方式があります。面接時間は20~40分。
■動画選考:自己PRや志望動機など事前に決められた課題を録画収録し、提出する選考方式で、「録画選考」とも呼ばれています。
環境の整備をしよう!
オンライン面接は対面面接と異なり、場所・環境設定の責任は就活生側にあります。
【パソコンかタブレットが大原則】
2021卒就活生はスマホで参加する学生がいましたが、通信容量不足、回線切れ、アプリの操作性などのトラブルが多数ありました。トラブルを減らすためにもPCかタブレット利用を強く勧めます。
【通信環境の整備】
自宅で受ける際は通信環境を確認して通信容量の多い契約にする必要があります。オンライン面接は顔を出すのが原則なので、その分就活生の通信容量は想定以上に必要です。
【面接場所】
実家で家族と同居の場合、面接時間を事前に伝えておきましょう。面接最中に部屋に入ってきて「ちょっと洗濯物入れてや~」など声をかけられると心折れます。
【オンライン会議システムのダウンロード】
Zoomが多いですが、企業によっては別のアプリを指定することがありますので必要に応じてダウンロードしましょう。
また、バージョンを適宜変更しないと相互性に欠ける、操作できないなどのトラブルが発生しますので、常に最新のものにしておきましょう。
セッティングのポイント
オンライン面接では見栄えなど、ある程度工夫する必要があります。
【明るさ】
対面面接で会議室が暗い場合はどの就活生も平等に暗くなりますが、オンライン面接では就活生のセッティングによって異なります。
当然明るい方が有利になりますので、「シーリングライトに変更」「リングライト(女優ライト)を使う」「ライトスタンドを使う」などで工夫してみましょう。
【カメラ位置】
カメラの位置が低いと本人が見下ろすようになり、悪い印象になりがちです。逆に高すぎるとこれはこれで苦しい印象になります。カメラと同じ目線になるように調整しましょう。
【マイク】
ワイヤレスだと普段から使う事も増え格好よく見えますが、他の危機の影響を受けやすく回線切れも起こしやすいので有線タイプをお勧めします。意外と大事なのがマイクの音量チェックです。音声をどの程度拾うのかなど事前にチェックしましょう。
【カンペ】
採用担当者からすると目線などでは分かりませんが雰囲気で分かるとの意見が多数あります。カンペは用意してもいいですが、依存するのではなくどう答えるのか事前準備が必要です。
【服装】
対面式の面接と同じですので企業側の指定がなければスーツが基本です。画面に映りこまなくても何があるか分かりませんので上下ちゃんと着ている方がいいですね。
【話すときはカメラを見る】
基本はカメラを見て話をして下さい。
【メールソフトなど他の画面はオフに】
PCやタブレットを利用する時にメールソフトなどを開けていると音が鳴る場合がありますので、オンライン用のソフト以外はオフにするか着信音をオフにしましょう。
【トラブルがあったら】
回線切れなどがあればすぐに連絡しましょう。オンラインに慣れている企業であれば事前に「回線トラブルがあればこちららか連絡します」など明記もありますので指示に従いましょう。
面接とは「聞かれたことを答える場」ではない
面接は、面接担当者に「自分はどんな人間か」を伝える場です。そのため聞かれたことだけに答えるのではなく、どんな質問に対しても「自分はどんな人間なのか」が伝わるように答えることが最も大事なポイントです。オンライン面接は対面面接より深く掘り下げられる傾向がありますが、この原則を知っていれば問題ありません。
予想外の質問をされても、その回答を通じて自分の良さや特徴をアピールしましょう!